今回は近場の山と言うことで、岐阜県の外津汲(とつくみ)から以前も訪れたことのある「ムネ山」と「奥谷山」を周回で歩いてきました。 この時期の低山ということで暑いかと思っていましたが、上りの急登を除き二次林などの樹林帯が多いのと、谷間から適度な風が吹いており、涼しく歩くことが出来ました。
ムネ山から蕎麦粒山・飯盛山・小津権現山・花房山など
奥谷山付近から霞で薄く木曽御嶽山(右)、乗鞍岳(中央左)など
| 日付 | 2025年06月28日(土) | ||
| 天気 | 晴れ | ||
| 山域 | 美濃 | ||
| 場所 | 岐阜県揖斐郡揖斐川町外津汲 | ||
| 距離 | 10.9km (内車道・林道2.4km) | ||
| 累積標高 | +1004 -1004m | ||
| 時間 | 4時間40分 | ||
| 人数 | 単独 | ||
| 撮影枚数 | 0531枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4) 0139枚 (Panasonic DC-TX2) |
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| 登山難度 (A:安易~E:高度) |
C(一部踏み跡不明瞭) | ||
| 展望 (A:良い~E:なし) |
C | ||
| 見どころ | 古賀ヶ池 | ||
| 時刻・標高・距離・行程(標高の赤字はGPSから推測) | |||
| 05:40 | 151m | 0.0km | 外津汲駐車地 出発 |
| 06:05 (00:25) | 160m | 1.5km | 巡視路口 |
| 06:20 (00:15) | 300.7m | 1.9km | 三角点:三倉 |
| 07:15 (00:55) | 613.0m | 3.3km | 三角点:久瀬 |
| 08:35 (01:20) | 905.3m | 6.0km | ムネ山 |
| 08:45 (00:10) | 887m | 6.4km | 古賀ヶ池 |
| 09:15 (00:30) | 860.6m | 7.6km | 奥谷山 |
| 09:45 (00:30) | 494.5m | 9.2km | 三角点:内谷 |
| 10:20 (00:35) | 151m | 10.9km | 外津汲駐車地 到着 |
Garmin Connect
写真リンク:https://photos.app.goo.gl/hw45xUV2wRXysZ5U6
【説明】
近場の山を予定しますが、以前から気になっていた岐阜県の外津汲から、「ムネ山」と「奥谷山」を周回するルートで計画します。 しかし、1000mにも満たない低山で暑さを考慮し、空調服などをザックに積んで挑みます。
自宅から外津汲まで1時間半程度と見て4時過ぎに出発しました。 揖斐川沿いに北上し、ほぼ予定通り5時半頃に揖斐川大橋をわたります。 橋を渡った先で右折すると、川沿いのよい道を走り予定していた集落手前の駐車地に辿り着きました。
車を駐車すると、まずは下山予定の巡視路末端の状態を確認していきます。 尾根末端の斜面に踏み跡があり、倒木が邪魔ですが大きな問題とはならないので予定通りここを目指します。
- 外津汲から巡視路口
今回のコースはぐるりと時計回りで周回予定です。 まずは「小島山」から「ムネ山」を経由する尾根へと向かい、ここまで車で走った道を戻っていきました。
10分ほどで東側の尾根の末端付近に到着すると、ここから上の林道まではショートカットします。 階段があるのでそこから入ると巡視路のプラスチック階段が上へと続いていました。
しかし、上の鉄塔に林道がつけられ廃道となったのか、巡視路は左の笹薮の中に入っていきます…。 仕方がないので、手前の植林についた獣道を直登すると、途中で獣害対策の柵に阻まれます。
ここを何とか通過し更に登っていくと鉄塔下の草地に出てきて、無事林道と合流しました。 林道の東側に巡視路口がありますが、嬉しいことに最近刈られたばかりで入口の草はありません。 - 巡視路口から三角点(久瀬)
巡視路口を入ると、No.32鉄塔と書かれた標識があり明確な道を登っていきます。 道はよく踏まれており、元々下草などはなさそうです。 序盤は尾根沿いを歩いていきますが、傾斜が強くなると左斜面をトラバースして行きました。
一部踏み跡が不鮮明になりますが、適当に進むと踏み跡に復帰します。 何度かつづら折れに登っていくと、唐突に鉄塔に到着しました。 鉄塔からの展望はあまり良くなく、ここから右手に少し戻ったところに三倉の三角点がありました。
次の目的地へと南西方面へと尾根を下りますが、テープなどはないので方角を確認し降りていきます。 明確な尾根道となるとどこからか作業道があらわれ、それを歩いていきました。
途中で登り返しもありますが、適当に斜面を登り越えていきます。 標高320mまでは明確な作業道を歩いていきますが、その先尾根が急登となるところで道は右へトラバースしていきます。
右に緩斜面の尾根があるのは知っていましたが、この作業道がどこへ向かっているか不安だったので、ここから尾根を直登していきました。 尾根は灌木が多くなり登るのにつれて濃くなって行きました。
それを迂回するように右へ左へと避けていきますが、標高430m辺りでそれも限界となり、比較的まばらな右斜面へ逃げていきます。 谷沿いの斜面をトラバースして登っていくと、西隣の尾根に合流しました。
こちらの尾根が正解のようで、植林となっており作業道が下から登ってきていました。 傾斜が緩んだ尾根沿いを登っていくと、標高500mで広い尾根となり三角点(久瀬)までは二次林の気持ちの良い斜面が続きます。
三角点へは倒木を避け左から回り込むように登ります。 平坦なところにある三角点で性格にはピークではありません。 三角点から少し東に向かうと、樹間から北東方面の展望が望めます。 - 三角点(久瀬)からムネ山
三角点を後にして台地状の山頂部を南へ進むと、次第に細尾根となり左手に城ヶ峰や金華山が見えていました。 細尾根から急な登りとなり、傾斜が緩むと662m地点を通過します。
暫くは緩斜面の尾根が続きますが、標高710mから林道へと再び急登が始まります。 足場の悪い斜面を登っていくと、林道終点に出会います。 ここから「ムネ山」手前までは、林道歩きとなります。
林道は強い日差しが照りつけるので、帽子を被り歩いていきました。 途中の分岐からは東側の展望が見られ塔ノ倉・タンポ・魚金山などが同定でき、濃尾平野も望むことができます。
林道を歩いていくと右の尾根が下がり、「ムネ山」の150mほど手前で2mほどの高さとなります。 ここで尾根に取付きますが、思ったほど歩きやすくはなくヤブが優勢です…。
しかし、暫く我慢して進むと西斜面が伐採されており、後方を望むと小津権現山や能郷白山、それに雪の残る白山などが望めました。 そのまま山頂へ向かうと、獣害対策の網に遮られていますが、三角点のある山頂へ到着しました。 - ムネ山から奥谷山
山頂も西側は刈り払われており、向かう「奥谷山」はともかく「貝月山」・「鍋倉山」・伊吹北尾根などが望めました。 山頂を後にして適当に西斜面を降りて、古賀ヶ池へと向かいます。
少し降りすぎたので軌道修正し尾根沿いにある遊歩道?に合流します。 この辺りは以前も歩いており、雰囲気のよいところです。 歩きやすい道を西へ進むと、窪地にある古賀ヶ池に到着しました。
この時期、池の中はカエルの大合唱ですが、その姿は見えません。 池をぐるりを周り先ほどの歩道に合流します。 踏み跡が多少薄くなりますが、見失うほどではなく西へ向かいました。
途中、池跡と思われる草地が現れますが、そこから先は植林の中を歩く作業道となっていました。 奥谷山の手前で北に展望地があり、景色を見ていきます。 下には朝出発した外津汲の集落が見えており、そこへと延びる下山予定の尾根や鉄塔が確認できました。
更に3分ほど進むと山頂という雰囲気では無い平坦な「奥谷山」の山頂に到着しました。 - 奥谷山から外津汲(下山)
展望の無い「奥谷山」を早々に後にし、下山尾根のある西へ少し移動すると、北側の展望が望めるところがありました。 木々の間からは、遠くに薄く木曽御嶽山や乗鞍岳が見えていました。
ここからは予定通り、地図に破線路のある北尾根で下りていきます。 右手に往路の尾根を見ながら、尾根沿いに付けられた作業道をつづら折れに降ります。
標高650m付近は分かりづらい所で、左の尾根へトラバースで向かいます。(途中、草刈り機が捨てられています…) 標高600m付近でまた尾根が広がり、速度を上げて進んでいくと、三角点(内谷)に到着しました。
三角点を通り過ぎると巡視路の標識が現れ、左に内谷へと降りる道が分岐していました。 巡視路は古い掘れた道を利用しており、程なくして鉄塔に出合ました。 鉄塔からは西側の展望が開けており、「西津汲」が近くに見えていました。
更に巡視路を下りていくと次の鉄塔(398m地点)に到着します。 ここは展望は無くそのまま通過すると、暫くは緩やかな下りを下りていきます。 標高330m付近から次第に傾斜がきつくなり、掘れた道をつづら折りに降りていきました。
古い道が残っているようで複数に分岐していますが、一番踏まれた道を下りていきます。 コンクリートの落石防護壁が現れると、下に朝確認した廃林道が見えてきました。
最後は降りやすいところを確認し、無事に駐車地へ到着しました。
【写真】
駐車地から下山口(左)方面
下山口を確認
歩く尾根を仰ぐ
ここからショートカット
プラスチック階段はあるが
柵に覆われ
上へ
鉄塔に出る
西津汲(左)と飯盛山(右)
巡視路口(刈られている)
No.32鉄塔へ
巡視路の様子
プラスチック階段
左斜面をトラバース
鉄塔出合(右に入ると山頂)
三角点(三倉)ピーク
南西方面へ
鞍部へ
左に作業道
ヌタ場から作業道へ
作業道を進む
標高320mから尾根の右へ向かう道(こちらが正解)
尾根を直登するが
ヤブが濃くなり
右へ逃げる
斜面を横切る
北尾根に合流
植林の作業道を登る
傾斜が緩む
気持ちの良い尾根道
三角点ピークは右へ
三角点(久瀬)
北東方面の展望
台地状の山頂を南へ
細尾根を進む
集落が見える
城ヶ峰と奥に金華山
急登に
東側の展望(左に妙法ヶ岳)
662m付近
緩斜面の尾根が続くが
標高710mから急登に
林道終点に出る
林道展望地から塔ノ倉・タンポ・魚金山など
濃尾平野
左にムネ山
左から蕎麦粒山・飯盛山・小津権現山・花房山など
奥に能郷白山(右手前は花房山)
白山アップ
ムネ山から貝月山(左)、鍋倉山(中央奥)
ムネ山(三角点)
古賀ヶ池へ(遊歩道?)
古賀ヶ池
古賀ヶ池2
祠跡?
更に西へ
ここも池跡?
ここにも祠?
道を進む
奥谷山手前から北側の展望(左奥に白山、下に出発地の外津汲)
奥谷山に到着
下山分岐付近
右奥に木曽御嶽山、中央左に乗鞍岳(薄い)
ここから北尾根を下る
右に往路の尾根
広い尾根に
西津汲のピーク
こんな所に草刈り機・・・
また広い尾根に(標高600m付近)
三角点(内谷)
巡視路に合流(右へ)
古い作業道跡
鉄塔出合(奥の山は西津汲)
下の巡視路へ
よい道が続く
次の鉄塔に到着(398m地点)
ここからも巡視路を降りていく
No.98鉄塔分岐(下へ)
掘れた道に
次第に急斜面に
つづら折れに降りる
下山間近
下に朝確認した廃林道
無事下山

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