2025/06/25

2025年06月18日 八ヶ岳 久しぶりに美濃戸口から 硫黄岳・横岳・赤岳周回

 今回は、梅雨の晴れ間を狙い「八ヶ岳」へ花見登山を行います。 コースは、美濃戸口から「硫黄岳」「横岳」それに「赤岳」と周回し、文三郎尾根で行者小屋経由で下山しました。 当日は良い天気となり、展望はもとより目当ての花々などが見られ、充実した登山となりました。

硫黄岳から中央アルプス方面の眺め

赤岳から硫黄岳・天狗岳・蓼科山など

チョウノスケソウ

八ヶ岳
久しぶりに美濃戸口から
硫黄岳・横岳・赤岳周回
日付 2025年06月18日(水)
天気 晴れ
山域 八ヶ岳
場所 長野県茅野市玉川
距離 21.2km (内車道7.9km)
累積標高 +1877 -1877m
時間 8時間35分
人数 単独
撮影枚数 000枚 (PENTAX WG-90)
593枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
154枚 (Panasonic DMC-GM1)
000枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
C(距離長い)
展望
(A:良い~E:なし)
A
見どころ 高山植物、大展望
時刻・標高・距離・行程(標高の赤字はGPSから推測)
05:20 1487m 0.0km 美濃戸口 出発
07:10 (01:50) 2217m 7.0km 赤岳鉱泉
08:40 (01:30) 2750m 9.2km
硫黄岳
09:45 (01:05)
2826m
11.2km 横岳
11:05 (01:20) 2899.4m 13.0km 赤岳 昼食休憩
11:30 (00:25) 2899.4m 13.0km 赤岳 出発
12:10 (00:40) 2345m 14.3km
行者小屋
13:20 (01:10) 1720m 18.2km 南沢車道出合
13:55 (00:35)
1487m
21.2km 美濃戸口 到着

Garmin Connect

実績コース(緑色は予定、赤色は実績)

写真リンク:https://photos.app.goo.gl/WwV2a5hJNgL2Qqkx7

【説明】

 週末は梅雨空となり、快晴が期待できそうな週中に休みを取って八ヶ岳へ向かう事にしました。 八ヶ岳へはほぼ毎年登っていますが、久しぶりにメジャーコースとなる美濃戸口から「硫黄岳」と「赤岳」を縦走します。
 当日はこの時期とは思えない高温が見込まれているので、5時半頃には登山開始出来るように自宅を3時前に出発しました。 陽が長い時期ということもあり、4時前には明るくなり美濃戸口の駐車場に到着した時にはすっかり明るくなっていました。

  1. 美濃戸口から赤岳鉱泉

     準備を済ませ美濃戸口をスタートしますが、朝のうちは涼しく気持ちよく歩を進めることができました。 ショートカットしながら美濃戸に到着し、その先にある南沢との分岐を左に折れ北沢を赤岳鉱泉へと向かいます。
     朝日が差し込む北沢沿いを、シロバナノヘビイチゴやキバナノコマノツメといった花を眺めながら進んでいきます。
     沢沿いの道は涼しく、せせらぎを聴きながら木道を歩くのも心地よかったです。 出発から2時間弱で赤岳鉱泉に到着すると、トイレに寄り水分補給を摂った所で建物前の道を通り、いよいよ本格的な登りとなります。

  2. 赤岳鉱泉から横岳

     赤岳鉱泉からは傾斜が増し、本格的な登りとなります。 つづら折れを進んでいくと、西に「木曽御嶽山」や「乗鞍岳」などが見えてきます。
     イワカガミが咲く原生林を進み、植生が変わり森林限界が近づくと視界が開け「赤岩の頭」との分岐に到着しました。 ここからは硫黄岳が目の前に見て取り、その右手に「横岳」・「赤岳」・「阿弥陀岳」など絶景が望めます。
     硫黄岳に向かってザレた尾根を登っていくと20分ほどで山頂に到着します。 北側を望むと「天狗岳」や「蓼科山」などが、西側には「南アルプス」「中央アルプス」「北アルプス」など360度の大パノラマで堪能出来ます。 また東側は雲が出ていますが、遠くまで広がる雲海が堪能できます。

     「硫黄岳」からは「横岳」へ縦走を開始しました。 爆裂火口を横目に、イワウメやオヤマノエンドウ、ハクサンイチゲ、チョウノスケソウ、キバナシャクナゲといった色とりどりの高山植物が咲き乱れる道を登っていきます。
     長い下りで硫黄岳山荘を過ぎると、登り返しとなります。 「横岳」が近づいたところで、岩場となりますがこの辺りは高山植物の多いところです。
     花々を撮影しながらハシゴを登ると、横岳山頂に到着しました。 ここからも周囲の峰々が一望でき楽しめます。

  3. 横岳から赤岳 

     横岳の山頂は狭く人も多めで昼休憩には時間も早いのですぐに「赤岳」へ向かいました。 岩場はありますがハシゴなども整備されており、三叉峰の登りや二十三夜峰を越えるアップダウンの続く縦走路です。 道沿いには、ツクモグサやミヤマキンバイなど、ここでも様々な高山植物に出会えます。
     気がつくと東側の雲が薄くなり、ここまで見られなかった下界が遠くまで見渡せるようになりました。 赤岳展望荘を通過すると、最後の登りである急登のガレ場を慎重に進みます。
     落石に注意しながら赤岳頂上山荘まで登ると、予定より早く赤岳山頂に到達しました。 山頂からは「硫黄岳」「天狗岳」「蓼科山」などは八ヶ岳の北方面の山々や南には「権現岳」や「南アルプス」など、絶景が見られます。 また、これまで歩いてきた稜線が一望でき、久しぶりの高山で気分は最高です。 疲れも出てきたので山頂の北側で展望を眺めながら昼食を摂り、景色を心ゆくまで堪能していきました。

  4. 赤岳から美濃戸口

     赤岳山頂を出発し、文三郎道を通って下山を開始しました。 岩場に付けられた鎖を頼りに降りていきますが、それほど危険というところはありません。 それでも通る人は多いので、落石などを起こさぬよう慎重に降りていきました。 権現岳分岐を過ぎ、「阿弥陀岳」を間近に見ながら降りていくと文三郎道との分岐に到着しました。
     当初は「阿弥陀岳」へ向かおうかと思っていましたが、何度も歩いているのと実は文三郎道や行者小屋それに南沢を歩いたことが無いので、この機会に歩くことにします。 文三郎尾根はハイマツやザレが多く展望が開けており、小屋手前の樹林帯までは美しい眺めを楽しみながら階段やステップの道を快適に下りて行きます。
     途中、ヘリコプターが上空を通り過ぎ、よく見ると山小屋(赤岳展望荘)の輸送ヘリで大きな荷物を運んでいます。 そして「赤岳」から40分ほどで、行者小屋に到着しました。
     オシャレな佇まいの行者小屋で一息ついた後、美濃戸口への下山路(南沢コース)に入っていきます。 こちらの道も初めてですが、日陰が多く沢沿いの道は涼しく快適でした。 途中の大岩にある赤岳神社には不動明王の石像が祀られています。 ここを通り過ぎ、これぞ八ヶ岳と言った石の多い沢沿いの苔むした道をひたすら下っていきます。 そして行者小屋から70分ほどで北沢との分岐となる車道に合流します。
     ここまで来ればあとは長い車道歩きだけです。 足早に車道を歩いていくと、35分ほどで無事に美濃戸口に到着しました。

【写真】

美濃戸口をスタート

左へ進む

朝は涼しく

ショートカット

美濃戸に到着

南沢との分岐(左へ)

朝日が差し込む

1949m地点で左岸へ

北沢

シロバナノヘビイチゴ

沢沿いを進む

キバナノコマノツメ

木道を歩く

赤岳鉱泉に到着

赤岳鉱泉

建物前の道を進む

本格的な登りに

木曽御嶽山(中央左)と乗鞍岳(右)

イワカガミ

原生林を進む

急登に

森林限界が近づく

横岳(大同心)と赤岳(右)

赤岩の頭

赤岩の頭付近から硫黄岳

硫黄岳から天狗岳と蓼科山

中央アルプス方面

中央アルプスアップ

木曽御嶽山

乗鞍岳(下に諏訪湖)

北アルプス(手前に霧ヶ峰)

天狗岳と蓼科山

阿弥陀岳アップ(後ろ観音岳・地蔵ヶ岳・に

赤岳アップ

横岳アップ

甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳

硫黄岳山頂

東側は雲海

横岳へ

爆裂火口から北八ヶ岳

イワウメ

硫黄岳山荘

登りに

オヤマノエンドウ

ハクサンイチゲ

チョウノスケソウ

キバナシャクナゲ

硫黄岳を見下ろす

横岳が近くに

横岳の登りに

ミヤマキンバイ

クモマナズナ

ハシゴを登る

横岳山頂

中央アルプス・木曽御嶽山・乗鞍岳など(右

硫黄岳方面

左から赤岳・権現岳・阿弥陀岳(奥に南アル

チョウノスケソウ2

赤岳へ

三叉峰の登り

三叉峰から杣添尾根

縦走路は続く

次のピークは左から巻く

横岳を振り向く

東側の雲が薄く

ハクサンイチゲ2

ミヤマキンバイ2

トラバース

ツクモグサ

降りていく

二十三夜峰

横岳を振り返る

地蔵ノ頭

白天宮

東側の展望

赤岳展望荘

最後の登り

落石注意で

ガレ場が続く

赤岳頂上山荘を通過

山頂へ

赤岳山頂

権現岳

赤岳から硫黄岳・天狗岳・蓼科山

文三郎道へ

チシマアマナ

慎重に降りていく

権現岳分岐

阿弥陀岳が近くに

文三郎尾根へ

最後の眺め

行者小屋へ

階段を降りる

行者小屋が近くに

長い階段

ステップ

山小屋の輸送ヘリ

阿弥陀岳分岐

行者小屋に到着

行者小屋

赤岳を見上げる

美濃戸口へ下山

日陰に入る

南沢沿いに

赤岳神社

不動明王

石が多い

沢沿いは涼しく

苔むした道

車道に出る

美濃戸口に到着

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