山々の記憶: 2025年03月30日三重県地蔵峠から笠木峠と笠木山

　今回は、以前から計画していた地蔵峠から笠木峠までを周回で歩いてきました。　しかし、これだけでは展望など面白みにかけるコースなので、笠木山まで足を伸ばして来ました。
　登山当日の朝方は、春霞で遠望がありませんでしたが、桜なども咲き始めており春山を楽しむことが出来ました。

笠木峠

笠木山南部の岩場から総門山を望む

三重県
地蔵峠から笠木峠と笠木山
日付	2025年03月30日(日)
天気	曇り時々晴れ
山域	奥伊勢
場所	三重県多気郡大台町菅合
距離	13.8km
累積標高	+1020 -1020m
時間	5時間35分
人数	単独
撮影枚数	0000枚 (PENTAX WG-90) 0000枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4) 0000枚 (Panasonic DMC-GM1) 0572枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度 (A:安易～E:高度)	C（岩場注意）
展望 (A:良い～E:なし)	C
見どころ	吉岩
時刻・標高・距離・行程(標高の赤字はGPSから推測)
05:55	138m	0.0km	滝広口バス停近く出発
06:25 (00:30)	223m	2.1km	林道大ヶ所線終点
06:50 (00:25)	385m	2.6km	地蔵峠
08:05 (01:15)	649m	6.1km	大滝山
08:25 (00:20)	600m	7.1km	笠木峠
08:40 (00:15)	678.5m	7.3km	笠木高
09:00 (00:20)	620m	8.0km	ザラ谷山
09:25 (00:25)	726m	8.5km	笠木山
09:45 (00:20)	620m	9.3km	ザラ谷山
10:10 (00:25)	600m	10.0km	笠木峠
10:30 (00:15)	407m	11.4km	407m付近昼食休憩
10:50 (00:20)	407m	11.4km	407m付近出発
11:25 (00:35)	138m	13.3km	林道大滝線に下山
11:30 (00:05)	138m	13.8km	滝広口バス停近く到着

Garmin Connect

実績コース（緑色は予定、赤色は実績)

写真リンク：https://photos.app.goo.gl/XMs4gCy84TKev8seA

【説明】

自宅から滝広口バス停まで
　日の出も早くなったので、4時過ぎに出発しました。　何時ものように伊勢自動車道と紀勢自動車道を乗り継ぎ大宮大台インターで降ります。
　ここから南下していき右に紀勢線の滝原駅との分岐で右折して行きました。　駅前で左に折れると大内山川の蛇行に合わせて右へ左へとカーブが続きます。
　周囲には咲き始めた桜がチラホラと見られます。　滝広口バス停を過ぎた先の墓地横でＵターンし、路肩に駐車していきました。
滝広口バス停から地蔵峠まで
　準備が整ったところで、先程通過したバス停へと戻ります。　桜を見ながら歩いていき、バス停から左に入る細い道を降りていきます。
　民家を通り過ぎると暗い植林の中の道となり、前方に高速道路の高架が見えてきました。　トンネルをくぐり右に向かうと広場がありますが、ロープが張ってありここには駐車できません。
　左に皮を見ながら奥へ向かうと、分岐に到着しました。　右に行くと高度を上げて大台方面へと繋がっているので、左の地蔵峠へと向かう荒れた道に入っていきます。
　暫くは石や砂利などの多い道を歩いていきますが、大雨などの影響で道がえぐれているので歩きやすいところを進んでいきました。
　10分ほどで林道終点に到着しますが、赤テープなどがあるのでそれに従い植林の中の道を歩いていきます。
　しかし、沢沿いの道は荒れており程なくして道を見失います。　それでも何となく踏み跡があるのでそれを辿って登って行きますが、程なくして完全に見失います。
　獣道や古い作業道と思われる跡はあるので、それらを辿って左へ登っていくと、地図の破線路あたりで峠道と思われる踏み跡と合流します。
　それから先は峠まで明確な踏み跡が続いており、出発から55分ほどで地蔵峠に無事到着しました。
地蔵峠から大滝山まで
　地蔵峠には名前の通り祠とお地蔵様が安置されています。ここで小休止してから、稜線を笠木峠へと向かいます。　少し進み登りに転じるところで、左に作業道が分岐していました。　ここは左のトラバース道へ入り行けるところまで向かうことにします。
　結果、大滝山の直下まで道が続いていますが、所々で崩壊したりヤブが出ており苦労させられます。　それでも稜線沿いに歩くよりは足は早く、地蔵峠から1時間ほどで大滝山直下の林道終点にたどり着きました。
　ここからは右斜面を稜線に向かい適当に登っていくと、15分ほどで649mピークの大滝山に到着しました。
大滝山から笠木峠まで
　山頂は展望もないのでそのまま通過し緩やかな下りを歩いていきます。　ここも登りに転じる所で、左に笠木峠への分岐があらわれました。　左斜面を進む道となりますが、ここも左側は緩やかな斜面が続き危険箇所などはありません。　そして右からの尾根と合流したところが笠木峠でした。
笠木峠から笠木山まで
　笠木峠にもお地蔵様が祀られていますが、中腹にあるので標識がないと峠という感じではありません。　ここからはまずは西尾根の先にある笠木高へ登り、稜線を笠木山へと向かいます。
　峠の上は岩場となっていますが、踏み跡があるのでそれに習って通過します。　そこからは次第に傾斜が強まり山頂直下は左から巻き気味に登っていきました。　峠から10分ほどで笠木高に到着しますが、木々に覆われパッとしません。
　ここからはまた稜線を北へ向かって歩いていきます。　緩やかな尾根を降りていき暗部手前に来ると、右に岩場があり灌木が邪魔します。　岩場からは前方に笠木山お右手に総門山が近くに見えていました。
　ここを通過するとザラ谷山への登りとなりますが、鞍部からは岩場があるのでそれを巻く道が左斜面に続きます。　ロープなども付いているため迷うことも無く、再度稜線を登っていくとザラ谷山に到着しました。
　笠木山まで500mの標識がありますが、ザラ谷山の山名標識はありません。　ここからは防獣ネットが笠木山まで続いていました。　いったん下ったあと登っていきますが、前方に大きな岩があらわれます。　これが吉岩で左から巻いて、岩の上部まで道が続いていました。
　吉岩の上からはザラ谷山の右に浅間山や国見山などが見えています。　ここから山頂は近くですが、最後の難所と言える岩場が続きます。　岩の上に古びたロープが続いており、それらを辿り慎重に岩の上を歩いていきます。　これを越えると山頂に到着します。
笠木山から滝広口バス停（下山）まで
　山頂は小広く切り払われていますが、木々に囲まれ展望はありません。　到着時点で9時半前なので、少し先の様子を見ていきました。　山頂に戻ると来た道を戻っていきます。　ザラ谷山を通過して暫く進んでところで、右斜面を笠木峠に向かって降りていきます。　GPSで現在位置と方角を確認しながら降りていきますが、急斜面などもあるので慎重に通過していきました。
　無事に笠木峠に戻ると、少し先の分岐へと向かいます。　右に平坦地が広がる所に標識があり、北東尾根の下山ルートへ向かいました。
　尾根沿いには作業道が続いており、植林が続き景色の変化はありません。 407m地点の手前で、左手が明るいので向かうと林道斜面に作られた落石防護壁の上部に出てきました。
　お腹が空いてきたので休憩しますが、ここは風が強いので少し行った所まで移動します。　20分ほど休憩した所で下山を再開しますが、テープは東へ下っているので急斜面を下り北東へ向かいます。作業道があらわれそのまま降りていくと、林道に出てきました。
　このまま林道を歩いても下山できますが、遠回りとなるのでそのまま林道を横切り尾根を降りていきます。　ここからも古い作業道が続いており321mピーク方面の右に曲がると林道終点に合流しました。
　林道は結構前から使われなくなったのか土砂や木々に埋もれており、左に林道へ降りていく所でそのまま直進して行きます。
　ここにもテープなどあり迷いませんが、248m手前で右下に作業道があるのでこれを辿っていきますが、そのまま高速道の方へ降りていくので、途中からは予定の尾根を外さないようトラバースしていきました。
　強引に進み尾根と合流すると、その先で高速上部の壁面に出ます。　眺めは良いのですが、この先尾根は削られこのまま直進は難しそうです。　左に入ると子尾根に踏み跡があるのでそこを降りていくと、前方に林道（大滝線）が見えてきました。　そのまま林道へ降りると500m先に止めた駐車地へと戻ります。